
挫折した経験がない、、、。挫折って自分を成長させてくれるっていうけど、じぶんは経験したことないなぁ…。
そんなことを考えながら、不安を感じている方のために記事を書きます。
先に言っておくと、ぼくも24年間挫折を経験した事はありませんでした。意外と同じように悩んでいる人っているんじゃないかと勝手に思ってます。これまでの人生で自分が後悔しているので、皆さんには後悔してほしくないので厳しめにいきます。読んでいただければ、明日から変われますよ。
このページの目次
挫折したことない?いや、甘えて逃げてるだけでしょ
挫折というと進学とか就活の面接での「挫折経験とそれを乗り越えた方法を教えてください」と聞かれた時くらいしか話す機会ってないかもしれないですね。
でもぼくは聞かれるたびに、「挫折した経験ないんですけど…。」といつも困ってました。なんなら、挫経験ないなんてぼくはヤバい、薄っぺらい人間だなんて悩んでいた時期もあります。もう本当にコンプレックスでした。
進学とか就活の面接時、同じグループの人たちの失敗からのサクセスストーリーが立派すぎて、へんな話、挫折を経験したことある人を羨ましく感じてさえました。
だけど、そのまま社会人になって色々考えるうちに気付きました。ぼくが挫折をしたことがないのは、物事を中途半端にしたまま、甘えて逃げていただけだと。
もう結論は話してしまったので、あとはお時間ある方のみ最後までお付き合いくださいです。この先は少しだけ、ぼくの残念な話をさせてもらいますね。
何かに熱中したこと、本気になったことありますか?
努力家で知られる野球界のレジェンド、イチローはこう言っています。
考える労力を惜しむと、前に進むことを止めてしまうことになります。
ここでこの一文を引用した理由は、あなたは失敗した時に失敗した理由や他の方法を考えて挑戦し続けているか、自問自答して欲しいからです。
挫折経験がないと感じている人は、失敗した時に改善する努力を怠っているのではないかと私は考えています。
少しぼくの話をさせて下さい。
自慢のように聞こえるかもしれませんが、嫌な方は飛ばしてください。
幼稚園の頃から中学くらいまで、ぼくは恵まれたことに努力せずともリレーの選手やマラソンの選手に選ばれて上位入賞することができていました。
さらにありがたいことに、幼い頃からぼくが興味持ったものには何でもやらせてくれる家庭環境でもありました。サッカー、水泳、駅伝、ソロバン、ソフトボール、学習塾…などなど。
どれも初めはリレーやマラソンのように根拠のない自信(努力しなくてもデキる自信)があって、ナンバーワンを目指して始めてました。だけどどれもリレーやマラソンのようにうまくいきませんでした。それに納得いくまで、限界まで本気で続けたことがあるかというと、違っていました。
過去の栄光にすがり付いて、努力しないで入賞する気持ちよさを完全に勘違いして、酔ってたんですよね。気づいたらそんなに努力しなくても結果が出せると思い込んでいる自分がいました、それも24歳まで。
一言で言うと、何事においても成果が出せないと思ったら中途半端にして逃げ出すことが癖になっていました。熱中したことも、本気になったこともありませんでした。
中途半端×思考停止
何かとはじめては無理と感じた時点で、すぐにやめることを繰り返していたにもかかわらず、悲しいかな、当時の僕はその自覚がありませんでした。
そして根拠のない自信を持ち続けて24年、ついに大学院を卒業し就職。
そこでようやく気づかされました。自分には能力が無いと。完全な無力だと。
嫌なことがあると、解決する方向に考えるのではなく、「ダメだ!」と中途半端にして逃げ出す癖が仕事でもやっていたのです。自分に言い訳して逃げ出そうとする自分は本当にダサかった。
仕事は自分の好きなことだけじゃないです。好き嫌いではなく責任をもってやらねばなりません。
改めて働きだしてから知ったのですが、人は動物と違って考えることができます。しかし、ぼくは無理だと思ったことから逃げ出して考えない、「思考停止状態」を続けていたのです。
挫折したことない理由
挫折したことないというのは、目標をやり遂げるまで本気で努力したことがないから。本気で目標達成したいと思えば、自ずと別の方法を試すと思う。そこで何度も試行錯誤して、最終的に失敗した時にはじめて「挫折」と言えるのではないでしょうか。
これまでは言い訳などを理由に目を逸らして途中で逃げていただけ。本当の失敗に恐れているか、それほど興味ないか、自分ができなかったことを受け入れることが嫌なだけだと思う。(ぼくの場合は負けを認めたくない、できないことを受け入れたくない!)
自分を守ることが最優先だったわけです。ようやく自分ってこんなにかっこ悪いやつだったんだって気づけました。なんでもフットワーク軽いっす!っていう割にちょっと嫌なことがあるとすぐ辞めちゃう自分には気づけないでしょう。
サッカーだって自分よりうまいやつを見て「アイツには敵わねぇ、無理だ」ってあっさり諦めたし、勉強がかなりできるやつをみて「ぼくには無理だ」って努力を一切せずにもせずにあきらめていたんです。
一生懸命やって、それでも敵わない相手に出会った時に絶望する自分を守るために先にやめとく。周りと比べて、出来ないダメな奴だと思われることから守るために本気でやらない。
臆病な自分を守るために逃げ続けてきたから、挫折するほどの経験にならなかった。まさに「挫折したことがない」原因です。
失敗が怖いなら、小さな成功体験を積み上げろ!
挫折をしたことがない人の中には、もしかしたらぼくと同じで「何事も途中で逃げ出していたから」という理由の人がいるかもしれません。
ぼくはこれに気づくだけでも、人生は変わると思います。
挫折したことない人は、失敗に恐れていたり、絶望することに恐れていたりするので最初から向き合う必要はないです。それに無理に挫折しなくていい。その代わり本気でやれる事を見つけて、毎日小さな積み上げを行いましょう。
例えば、今日は掃除をする、明日は早起きして1キロ走るなど、自分が達成できる範囲で目標を立てて必ず達成してください。
言い訳の達人とおさらば
途中で逃げ出すのが癖になっている人は、「どうにもならない失敗をしてして傷つく自分」を恐れているのです。シンプルに言い訳の達人ですよ。
だけど、言い訳する人ってめちゃめちゃダサいし情けないですよ。このことに気付いてからは、諦めて逃げようとするときは自分をコントロールして踏ん張れるようになりました。
そして、挫折の原因を知れば、恐れず逃げ出さず挑戦できることがわかりました。挫折を感じる原因は、視野が狭いからです。
1つの方法で試してダメなら違う方法を試せばいい。目標が達成できなかったらもっと違う目標に置き換える。そんなんしてたら挫折で落ち込無暇がなくなりますよ。
そして達成したら次の目標を決めて、努力していけばいいんです。失敗=挫折、不合格=挫折、負け=挫折ではありません。逃げることが1番ダメです。
視野を広げるには?
視野を広げるポイントは原点に返ることです。トヨタ方式の5whyのように5回なぜと問うことで、深掘りするといいですよ。
例えばなんでこの学校や会社に入ったんだっけ?なんでこの仕事をしたかったんだっけ?そうしたことを考えると、達成するための手段は一つじゃないことに気づけるかと。
これができるようになると、いい意味で挫折をしない人生を歩めるでしょう。
挫折の原因に気づくことは目標達成のために夢中になれる
挫折したことがない本当の原因に気付き、その後挫折せずに済む方法を知りました。思い通りにいかないことや失敗の経験、上達できないもどかしさなどは相変わらず感じることは多いです。
以前と違うのは、できないと諦めるのではなく、他の方法で目標を達成するために夢中になることができてること。そのおかげで自分の進みたい道を時間を掛けながら、試行錯誤してしっかり歩めていると思います。
以上、挫折したことがなくてコンプレックスに感じている人に何かしらの答えを教えることはできないと思います。でも、この記事から何かしらの気づきを得てもらえたら嬉しいです。