あっても抜かない選択を取りたいですよね?
しかし、親知らずがあった場合、抜かない選択が良いのかというとそうでもないそうなのです。
では、なぜ、親知らずを抜くべきなのか?抜かなくてはいけないのか?をご説明します。
※この記事を書くにあたり、2時間ほどかかり付けの歯科医にインタビューのご協力をいただいています。
歯並びの改善のメリット
まずはじめに、歯並びの改善のメリットからお話ししますと、
歯並びを改善することで鼻腔が広がり「花粉症」「アレルギー性鼻炎」「アトピーの改善」が期待されます。
その理由は、口呼吸から鼻呼吸に変化するからです。
そのため、矯正治療では親知らず以外の歯は基本的に抜かず、
側方拡大装置による歯列弓の狭窄改善が採用することがほとんだそうです。
親知らずを抜くタイミング
実は、親知らずを抜くタイミングってとても重要です。痛くなくても、また、生えていなくても(埋まっているケース)、
中学~高校生のうちに抜歯するといい結果に繋がることが立証されています。
なぜなら、埋まっていても親知らずの隣接する奥歯を前に押し、すでに生えている奥歯が前に傾くからです。
親知らずを抜かないことで引き起こす病気など
親知らずが歯並びを悪くさせ、口腔内容積がせまくなり、
口呼吸による浅い呼吸の結果「脳の酸素不足」を引き起こし、朝の寝起きが悪くなります。
もちろん、歯のかみ合わせも悪くなります。
さらに、下の前歯は重なり合い、歯並びが悪くなるだけでなく「上の前歯に強く当たる」ことにより、
鼻粘膜を刺激しすぎるため、「花粉症」「アレルギー性鼻炎」「アトピーの発症」につながります。
ひいては、下の前歯はガタガタになり、腰痛や猫背、胃腸病などが多いという報告もあります。
これらはすべて、口腔内容積を保持しようとして口呼吸になることでの弊害として誘発するのです。
口呼吸と鼻呼吸の違いと扁桃腺の腫れ
本来、鼻呼吸であれば鼻毛がフィルターになり、空気中の微生物の死骸や粉じん・ほこりなどをシャットアウトしてくれるのですが、
口呼吸だとすべてが素通り状態、食道の繊毛では防ぎきれないのです。
扁桃腺が腫れやすい方は、ほとんどの場合、口呼吸をしています。ところが、扁桃腺が腫れるからといて、即「切除」してしまうのは大間違いです。
扁桃腺を切除したことによる弊害にも困っている人も多いのです。
切除後の喉の違和感や、酷いケースだと味覚障害などもあります。
まとめ
親知らずは抜くべきではなく、抜いておかなければならない人がほとんどなのです。
そのタイミングは、ズバリ中学2年生時がBESTだそう。
まだ、これらの症状が出ていない方は、まずは診察から受けられてみてはいかがでしょうか。
何事もきっかけだと思います。私は虫歯のような痛みを感じて、
10年ぶりに歯医者に言ったら親知らずが関係していました。
早期発見できてよかったと思います。
あなたの健康の役に立てれば、私はこの上なく幸せです。