そんな疑問にお答えします。
大企業での新規事業の成功確率は、10%くらいと言われています。僕が勤務している企業でもいくつかチャレンジしていますが、失敗は十中八九くらいです。
ちなみにユニクロ社長の柳井正さんは「一勝九敗」という著書を出しており、本当に新規事業の成功率が低いことを語っています。
大企業に転職して新規事業に携わっている僕が感じることは、企業文化による失敗が多いと感じています。なので、この記事では大企業の新規事業が成功するために初期段階で必要なことを書いていきたいと思います。
この記事のポイント
大企業での新規事業の初期段階に大切にすべきことがわかる
では早速、紹介していきます。
このページの目次
新規事業の初期段階で大切にすべきことリスト
新規事業では常に優先度を考え、無駄のない行動が必須です。僕の成功体験に基づき大切にすべきことをリスト化しました。
初期メンバーは4人以下(中途採用が3名以上)
PM(プロジェクトリーダー)経験者必須
他部署への社内営業を絶えず行う
意思決定は全員で行う
それぞれについて解説していきます。
初期メンバーは4人以下(中途採用が3名以上)
初期段階で人数が多すぎると事業方針やメンバー間の考えの違いでチームがまとまらなくなります。
なのでメンバー数は少なくして、少ないメンバーで方針などを固め、カルチャー形成していったほうがいいです。そして、この時期に方針やチームの雰囲気に合わないメンバーがいれば、徹底的にフォローして説得して下さい。
結果、説話が無理だった場合は人事異動などプロジェクトから外しましょう。
経験的に社内メンバーだけだと、大企業の社内ルールに縛られて事業推進力が落ちます。なので、中途採用した他企業で経験を積んだメンバーを加えたほうがいいです。
PM(プロジェクトリーダー)経験者必須
プロジェクトの推進、つまり事業成長には必ずプロジェクトリーダーが必要です。全体のまとめ役もしかり、常に最新の情報を整理して全体のコミュニケーションコストを下げ、効率よくプロジェクトを回さなければなりません。
かなり責任ある仕事です。なのでPM(プロジェクトリーダー)は、プロジェクトの大小に関わらず経験者である事が必須です。
他部署への社内営業を絶えず行う
これはかなり重要。他部署の方とのランチや飲み会は毎週の様にやるべきです。
なぜなら、ゆくゆくは協力してくれる仲間になってくれるから。結局、新規事業をやるとなったら社内の調整がかなり必要になります。
その調整を上手くやり遂げるためには、事前に顔を売って恩を与えておく事がポイントになってきます。
影響力の武器というベストセラー本の中でも、返報性の法則といって取り上げられています。
意思決定は全員で行う
スタート時期においては、全ての意思決定は全員で行いましょう。
その理由は、チームの団結力を高めるため。そして個人の意見を取り入れることで自己肯定感がはたらくので、自身の存在意義を認識させて個人のパフォーマンスを上げてくれます。
まとめ〜大企業の新規事業を成功させるための秘訣〜
単純な事ではあるものの、4つの事を意識してスタートするだけでも初期段階においては成功確度が高まります。
大企業各社とも時代に合わせて新規事業に取り組むケースが増えていますが、成功事例として参考にしていただければと思います。