映画の名称は、「エスター」です。
1部ネタバレにもなっているので、ご了承下さい。
このページの目次
エスターのあらすじ
3人目の子を死産して悲しんでいる妻のケイトを傍で見ていた夫のジョンは、
養女をもらうことを提案。
後日、早速孤児院へ向かい、
聡明で絵が上手な少女・エスターを見つけるや否や夫婦は気に入り、
養女として迎え入れることを決断。
しかし、エスターが来てから家庭内の様子がおかしい。
徐々に家庭内で本性を現すエスター、
実は、彼女はホルモン異常の病気で、
一見9歳の子供に見えるが実際は33歳の大人。
以前、里親の父を誘惑して失敗。その後、一家残殺して家に放火。
過去の真相を知ったケイトはエスターから子供たちを守りますが、ケイトの助けが間に合わず、唯一、家族内で夫のジョンだけが殺されてしまいました。
エスターの口コミ・感想
2009年に公開された映画、エスター。
子役で妹役のマックスがすごい本当かわいかったです。聴覚障害という役を見事に演じています。幼いのに表情だけで演技できているのが素晴らしいと感じました。
あとあと知ったのですが、本当に聴覚障害を持った子だったそうです。スゴい演技力…。
1番印象に残ってるのは終盤に、エスターが色っぽく着飾って、ケイトの旦那のジョンを口説こうとしたシーンです。
しかし、ジョンはエスターのことを子供だと思い込んでいるので振り払います。
エスターがジョンに対して怒り、刃物で滅多刺しにして殺してしまいます。
エスターは33歳の大人なので子供ではなく大人として見られたかったのではないでしょうか。
この時のエスターの気持ちがわかる気がしてならないのです。
エスターって見た目は子供だけれど、
中身は大人なんでよね。
自分と向き合って、理解してくれる人を探していたのだと思います。ジョンが優しくしたから、ジョンを好きになってしまい、さらに独り占めする為に、家族を殺そうとしたのではないでしょうか。
子供として見られてばっかりで、大人として見られず恋愛対象にもならないことが寂しかったんだと思います。
真相はわからないですが。
そんなしんみりした話ではないのですが、サイコホラーとしては、よく出来ていて面白かったです。