「資産形成を始めたいけど、何からやればいいかわからない」
この悩みを抱えたまま、何もしないでいる人が多いです。でも「完璧に準備してから始めよう」と思っていると、一生始められません。
私が2018年に資産形成を始めたとき、最初にやったのはiDeCoに月5,000円を設定しただけでした。それだけです。でも、その一歩が今の1,513万円につながっています。
この記事では、資産形成で「まずやること」を5つに絞って解説します。順番通りに進めるだけで、資産形成の土台ができます。
資産形成でまずやること5つ:結論から
- 家計の収支を把握する
- 緊急予備資金を確保する
- 固定費を削減する
- iDeCoまたはNISAの口座を開設して積立を設定する
- 先取り積立を自動化する
この5つだけです。株式の銘柄選びも、不動産投資も、副業も、まずは後回しで構いません。この5つが整ってから、次のステップに進んでください。
ステップ①:家計の収支を把握する
「何にいくら使っているか」がわからないと始まらない
資産形成の出発点は「毎月いくら投資に回せるか」を把握することです。これがわからないと、積立額を決められません。
やることはシンプルです。先月の収入と支出をざっくり書き出してみてください。細かく分類する必要はありません。「固定費(家賃・保険・通信費)」「変動費(食費・交際費)」「貯蓄・投資」の3つに分けるだけで十分です。
書き出してみると、「サブスクに思ったより払っている」「外食費が多い」など、無意識の出費が見えてきます。これが固定費削減のヒントになります。
ステップ②:緊急予備資金を確保する
投資より先に「守り」を整える
投資を始める前に、生活費の6か月分を現金で確保することが最優先です。これをやらずに投資を始めると、急な出費や株価暴落のタイミングで投資を売却せざるをえなくなります。
目安は以下の通りです。
- 単身者:生活費の3〜6か月分
- 子育て世帯:生活費の6か月〜1年分
我が家では現在約480万円を緊急予備資金として普通預金に置いています。投資には回さず、「いざというときに使えるお金」として固定しています。
緊急予備資金の考え方については資産形成の現金比率はいくらが正解かで詳しく解説しています。
ステップ③:固定費を削減する
一度削減すれば毎月効果が続く
入金力(毎月投資に回せる金額)を増やすための最初の一手が固定費の削減です。固定費は一度削減すれば毎月効果が続くため、費用対効果が最も高い施策です。
見直す優先順位はこうです。
- 保険料:必要以上の保障に入っていないか確認する。月1〜3万円削減できるケースがある
- 通信費:格安SIMへの乗り換えで月5,000〜1万円削減できる
- サブスク:使っていないサービスを解約する
- 電気・ガス:プランの見直しで数百〜数千円削減できる
固定費削減で浮いた金額は、そのまま積立に上乗せします。「削減分を積立に回す」を即座に自動化することが重要です。
ステップ④:iDeCoまたはNISAの口座を開設して積立を設定する
節税効果の大きい制度から使い倒す
緊急予備資金が確保できたら、次は投資の口座を開設します。最初に使うべき制度の優先順位はこうです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)を先に検討する
iDeCoは掛け金が全額所得控除になります。年収700万円台の場合、月2.5万円の拠出で年間約7万円の節税効果があります。投資した時点で節税が確定するため、NISAより先に検討する価値があります。ただし60歳まで引き出せない点に注意してください。
NISAで長期積立投資をする
iDeCoを整えたら、NISAでインデックスファンドの積立を始めます。2024年から新NISAとして大幅に拡充され、つみたて投資枠で年間120万円(月10万円)まで非課税で運用できます。
私は2018年からNISAを開始し、最初は月3.3万円(旧つみたてNISAの上限)でした。現在は月10万円まで引き上げています。運用商品は全世界株インデックスファンド一本です。
NISAの詳細は金融庁:NISA特設ウェブサイトをご確認ください。iDeCoの詳細はiDeCo公式サイトをご確認ください。
ステップ⑤:先取り積立を自動化する
「積み立てるかどうか」を毎月考えない仕組みを作る
積立設定が完了したら、あとは自動化するだけです。
「余ったお金を投資する」方法は機能しません。生活費は必ず「余る前に使い切られる」からです。正しい順番は「先に投資に回して、残りで生活する」です。
NISAとiDeCoは自動引き落としで設定できます。毎月手動で操作する必要がなく、「積み立てるかどうかを考えない」状態が作れます。私がiDeCo・NISAを2018年から継続できているのは、この自動化があるからです。
よくある間違い:「完璧に準備してから始めよう」という罠
資産形成を始められない人に多いパターンが「もっと勉強してから始めよう」「まとまったお金ができたら始めよう」という先送りです。
でも、資産形成において時間は最も重要な資源です。複利の効果は「いくら投資するか」より「何年投資するか」に大きく影響されます。
月3万円を30年間投資するのと、月5万円を20年間投資するのでは、前者の方が最終資産が多くなるケースがあります。少額でも、早く始めることの方が重要です。
私が2018年にiDeCoを月5,000円から始めたのも、「完璧ではないけどまず始める」という判断でした。金額は後から増やせます。まず始めることが最優先です。
私が2018年から始めて1,513万円になるまでの変遷
実際の変遷を公開します。
| 時期 | やったこと | 月の積立額 |
|---|---|---|
| 2018年 | iDeCo月5,000円・NISA月3.3万円を開始 | 約3.8万円 |
| 転職後 | iDeCoを月2.5万円に増額 | 約5.8万円 |
| 不動産1件目購入 | 滋賀銀行で540万円融資・家賃収入開始 | CF+1.2万円追加 |
| 2年前 | NISAを月10万円に引き上げ | 約12.5万円 |
| 副業安定後 | 個別株投資を月5万円追加 | 約17.5万円 |
| 現在 | 不動産2件目・総純資産1,513万円 | 約17.5万円 |
最初は月3.8万円からのスタートでした。6〜7年でここまで来られたのは、早く始めて・少しずつ増やし続けた結果です。
まとめ:資産形成でまずやること5つ
- 家計の収支を把握する:固定費・変動費・投資の3つに分けてざっくり把握
- 緊急予備資金を確保する:生活費6か月分を現金で確保してから投資を始める
- 固定費を削減する:保険・通信費・サブスクを見直して積立余力を作る
- iDeCo・NISAの口座を開設して積立を設定する:節税効果の大きいiDeCoを先に・NISAでインデックス積立
- 先取り積立を自動化する:毎月考えなくていい仕組みを作る
「完璧に準備してから始めよう」ではなく「まず始めて・少しずつ増やす」が正解です。月5,000円でも、今日始めることが未来の資産を作ります。
※本記事の内容は個人の実体験・考え方に基づくものです。将来の運用成果を保証するものではありません。投資にはリスクが伴います。情報は変更される場合があります。
よくある質問
Q. 資産形成はいくらから始められますか?
NISAは月100円から、iDeCoは月5,000円から始められます。金額より「始めること」「自動化すること」の方が重要です。まず少額でも始めて、収入が増えたら積立額を増やす方法が長続きします。
Q. NISAとiDeCoはどちらから始めるべきですか?
節税効果の観点ではiDeCoを先に検討することをすすめます。ただしiDeCoは60歳まで引き出せないため、緊急予備資金が確保されてから始めてください。iDeCoが整ったら、NISAで積立を追加する順番が効率的です。
Q. 子育て中でもすぐ始められますか?
はい、子育て中でも始められます。まず固定費の見直しで月1〜2万円の余力を作り、その分をNISAかiDeCoに設定するだけで始められます。完璧な家計管理は必要ありません。まず一歩を踏み出すことが最優先です。
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