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はじめに:「都内近郊」という選択をどう評価するか
東京で子育てをしようとすると、最初にぶつかるのが「どこに住むか」問題です。都心は利便性が高いが家賃が高い。郊外は安いが通勤が長い。その中間として「都内近郊」を選ぶ家庭は多いですが、実際に住んでみてどうなのか——リアルな数字と体験をセットで語る情報は意外と少ないと感じています。
私は33歳、1歳の娘を持つ子育て世帯で、都内近郊在住です。コンサルティング会社に勤めながら不動産投資・副業も並行し、現在の総純資産は約1,513万円。この記事では、都内近郊での子育て生活にかかるリアルなコストと、この場所を選んだ理由・実際に住んでみてよかった点を、数字を交えながら正直に語ります。
都内近郊の生活コスト:リアルな数字公開
住居費
私たち家族が最も意識しているのが住居費です。都内近郊エリアでは、2LDK〜3LDKの賃貸物件で月12〜18万円程度が相場感です。都心(港区・渋谷区など)の同条件と比べると3〜5万円程度安く、この差は年間36〜60万円になります。
私自身は不動産を2物件保有しており、居住用とは別に資産形成の文脈で不動産を活用しています。都内近郊という立地は、居住コストを抑えながら都心へのアクセスを確保するという意味で、コストパフォーマンスの高い選択だったと感じています。
保育・教育費
1歳の娘の保育費は、認可保育園であれば世帯年収によって異なりますが、年収700万円台の私たちの場合、月3〜5万円程度の負担です。都内近郊エリアは認可保育園の整備が進んでいる地域も多く、都心と比べて待機児童の状況がやや改善されているケースもあります。
小学校以降の教育費については、公立ルートを基本としながら、必要に応じて習い事・学習塾を加える想定で計画しています。教育費全体は不動産・株式資産から賄う設計で、学資保険には加入していません。
食費・日用品
子育て世帯の食費は外食を含めて月7〜10万円程度が実態です。都内近郊は大型スーパーや業務用スーパーへのアクセスが比較的良く、食費のコントロールがしやすい環境です。都心のコンビニ・デパ地下中心の生活と比べると、食費の節約余地が大きいと感じています。
交通費
都内近郊から都心への通勤は、電車で30〜50分程度が多いです。定期代は会社支給のケースが多いものの、休日の外出や家族でのお出かけの交通費は月1〜2万円程度かかります。車を持つ家庭では駐車場代・維持費が加わりますが、電車でのアクセスが良い地域では車なしでも生活できるため、維持費を抑えられます。
月次生活費の全体像
| カテゴリ | 月額目安 |
|---|---|
| 住居費 | 12〜18万円 |
| 保育費 | 3〜5万円 |
| 食費・日用品 | 7〜10万円 |
| 交通費 | 1〜2万円 |
| 通信費・サブスク | 1〜2万円 |
| 保険料 | 1〜2万円 |
| 娯楽・外食・その他 | 3〜5万円 |
| 合計目安 | 28〜44万円 |
年収700万円台の手取りは月45〜50万円程度(賞与別)です。生活費を30〜35万円に収めた上で、残りを積立・投資に回す設計が成立するのが都内近郊という立地のリアルです。
都内近郊を選んだ理由
理由① 住居費と利便性のバランス
都心に住むと住居費だけで月20万円超になるケースも珍しくありません。一方、郊外すぎると通勤時間が長くなり、子育て中の精神的・体力的な余裕が削られます。都内近郊は「住居費を抑えつつ、都心へ30〜50分でアクセスできる」という中間点として、子育て世帯に合理的な選択肢です。
コンサルタントとして、「最適解は両極端の間にある」ことを日々の仕事で実感しています。住む場所の選択も同様で、都心か郊外かという二択ではなく、自分たちの生活スタイルに合ったバランス点を探ることが重要です。
理由② 不動産投資との相性
私が保有する不動産①は都内の築古物件です。都内近郊に居住することで、物件の状況確認や入居者対応への距離感が適切に保たれています。投資用不動産と居住エリアを近づけることで、オーナーとしての管理コスト(時間・移動)を抑えられるというのも、都内近郊を選んだ実務的な理由の一つです。
理由③ 子育て環境の充実
都内近郊エリアは、公園・児童館・図書館などの公共施設が整っており、子育て環境として充実しているケースが多いです。都心のように人口密度が極端に高くなく、子どもが外で遊べる空間があることは、子育て世帯にとって大きなメリットです。
住んでみてよかった点・想定外だった点
よかった点① 生活費のコントロールがしやすい
都心に住んでいると、つい外食・デリバリー・高価なスーパーを使う頻度が上がりがちです。都内近郊では大型スーパーや地元商店街が近く、生活費を意識せずとも自然とコントロールできる環境が整っています。「住む場所が家計に影響する」というのは、住んでみて初めて実感したことです。
よかった点② 通勤時間を「インプット時間」に転換できた
片道30〜50分の通勤は「長い」と感じる人もいますが、私はこの時間を読書・ポッドキャスト・情報収集に充てています。コンサルタントとして常に情報をアップデートする必要がある中で、通勤時間は貴重なインプット時間です。都心に住んで徒歩・自転車通勤にするより、むしろこの時間が確保できることをプラスに捉えています。
よかった点③ 住居費の差額を資産形成に回せる
都心と比べて月3〜5万円安い住居費は、年間36〜60万円の差です。この差額をNISAや株式投資に回すことで、長期的な資産形成の加速につながっています。「家賃を下げる」ことは固定費削減の中で最もインパクトが大きく、都内近郊という選択はその観点でも合理的でした。
想定外だった点:休日の移動コスト
都心のエンタメ・飲食店・ショッピングへのアクセスは、都内近郊だと「ちょっと行く」ではなく「出かける」という感覚になります。子どもが生まれてからは外出自体が減ったため影響は小さいですが、子どもが大きくなるにつれ、習い事や友人との外出で交通費・時間コストが増える可能性は意識しています。
都内近郊は「子育て×資産形成」に向いているか
結論から言えば、都内近郊は子育てと資産形成を両立したい世帯に向いている選択肢だと考えています。
住居費を適切なレンジに抑えることで、積立・投資への余力が生まれます。子育て環境が整っていることで、生活の質を落とさずにコストをコントロールできます。そして都心へのアクセスが確保されることで、キャリアの選択肢も狭まりません。
もちろん、エリアによって保育園の状況・学校環境・治安は大きく異なります。「都内近郊」と一括りにせず、実際に住む候補エリアを複数比較した上で、家族のライフスタイルに合った場所を選ぶことが重要です。
私自身は、この選択を「正解だった」と評価しています。住居費・生活コストのバランス・不動産投資との相性・子育て環境——いずれの観点でも、現時点では都内近郊という立地が資産形成の土台を支えてくれています。
まとめ
- 都内近郊の生活費は月28〜44万円程度。住居費を抑えることで投資余力が生まれる
- 都心との家賃差(月3〜5万円)を資産形成に回すことで長期的な差がつく
- 利便性・子育て環境・通勤バランスの観点で、子育て世帯に合理的な選択肢
- 想定外のコストは休日の移動費。子どもの成長に合わせて見直しが必要
住む場所は家計に直結する最大の固定費です。都内近郊という選択が、私の資産形成の土台の一つになっていることは間違いありません。現在の総純資産約1,513万円から50歳での1.5億円という目標に向けて、住む場所も含めた生活設計全体を最適化し続けていきます。
【著者プロフィール】
33歳・1歳娘の子育て世帯。コンサルティング会社勤務(年収700万円台)。不動産2物件・株式・副業を並行しながら、50歳までの純資産1.5億円を目指して資産設計中。このブログでは、実体験にもとづいた家族資産設計の考え方を発信しています。