子どもができる前にやっておけばよかった資産形成3つのこと|コンサルパパの後悔

家族資産設計

娘が生まれてから、お金の使い方が変わった。

保育料・おむつ・ベビー用品・医療費・習い事。子どもがいると、それまで自由に使えていたお金が自然と削られていく。収入は変わっていないのに、手元に残るお金が減った感覚がある。

コンサルタントとして資産設計を真剣に考えてきたつもりだった。でも娘が生まれてから振り返ると、「子どもができる前にやっておけばよかった」と思うことがいくつかある。

後悔しているというより、「あのタイミングにやっておけば、今もっと楽だった」という話だ。これから子どもを考えている人、妊娠中の人に読んでほしい。

①NISAの積立設定を最大化しておく

子どもができる前は、毎月の積立額を「余裕があるときに増やす」という曖昧な方針でやっていた。結果として、積立額が中途半端なままだった。

子どもが生まれてからは、保育料などの固定費が増えて家計が圧迫された。「積立額を増やそう」と思っても、その余裕がなくなっていた。

子どもができる前の方が、可処分所得は確実に多い。この時期にNISAの積立額を最大まで設定しておくべきだった。

NISAのつみたて投資枠は年間120万円(月10万円)まで投資可能だ。子どもができる前の段階で上限まで積み立てる習慣を作っておくと、子どもができてから多少積立額を下げても、それまでの積み上げが資産として残る。

「今は余裕がないから後で増やす」は危険な発想だ。子どもができた後の方が余裕はなくなる。「先に設定して、生活をそこに合わせる」という順番が正しかった。

NISAの具体的な設定方法についてはSBI証券でのNISA設定ガイドにまとめている。

②生命保険を見直して固定費を下げておく

子どもができる前、保険は「なんとなく入っていた」状態だった。新卒のときに勧められた保険をそのまま継続していて、保障内容を真剣に見直したことがなかった。

子どもができてから保険を見直したが、妊娠中・出産直後は加入できる保険の選択肢が狭まる。健康状態の告知が必要な保険は、妊娠中は審査が通りにくいケースがある。

保険の見直しは子どもができる前の方が選択肢が広い。子どもができてから「やっぱり死亡保障を増やしたい」と思っても、スムーズに動けないことがある。

見直すべきポイントは2つだ。

  • 不要な保険を解約して固定費を下げる:子どもができると支出が増えるため、保険料の見直しで月数千円〜1万円単位の固定費削減ができる
  • 死亡保障を適切な額に設定する:子どもができると必要な死亡保障額が大きく変わる。子どもができる前に試算しておくと、生まれてからすぐに動ける

我が家の保険設計の考え方は30代・年収700万円台の生命保険額の考え方にまとめている。

③iDeCoの加入と拠出額の設定を済ませておく

iDeCoは加入手続きに時間がかかる。証券会社への申込み・事業主証明書の取得・審査など、実際に積立が始まるまで1〜2ヶ月かかることがある。

子どもができてからバタバタした中でこの手続きをするのは地味にしんどい。産休・育休中は収入が変わるため、拠出額の設定も複雑になりやすい。

iDeCoは子どもができる前に加入手続きを終わらせておくのが正解だった。加入してしまえば、あとは毎月自動で積み立てられる。

iDeCoの節税効果は年収が高いほど大きい。コンサルティング会社勤務・年収700万円台の自分の場合、月2.3万円の拠出で年間約7万円の節税効果がある。子どもができる前から始めていれば、その分だけ節税の恩恵を早く受けられた。

iDeCoと企業型DCの違いについてはiDeCo vs 企業型DC 徹底比較で詳しく解説している。

共通して言えること:「子どもができてから」では遅い手続きがある

3つに共通しているのは、「子どもができてから動こうとすると、時間・精神的余裕・選択肢のどれかが失われている」という点だ。

NISAは積立額を設定する余裕が減る。保険は選択肢が狭まる。iDeCoは手続きをする時間と余裕がなくなる。

子どもができる前は「まだ先の話」と思いがちだ。でも資産形成においては、早く始めるほど複利の恩恵が大きい。「子どもができたら本気でやろう」は、最もコストの高い先送りだと今は思っている。

今からでも遅くない

「すでに子どもがいる」という人も、今からでも十分間に合う。

大切なのは順番だ。まず固定費(保険・通信費・サブスク)を見直して可処分所得を増やす。次にNISA・iDeCoの積立設定を先取りで固定する。残ったお金で生活する。この順番で動けば、子育て中でも資産形成は進む。

我が家の資産状況と積立方針については30代のリアルな資産配分公開にまとめているので、参考にしてほしい。

まとめ

子どもができる前にやっておけばよかった資産形成3つのことをまとめる。

  • ①NISAの積立設定を最大化する:子どもができると可処分所得が減る。先に上限設定して生活を合わせる
  • ②生命保険を見直して固定費を下げる:妊娠中は選択肢が狭まる。健康なうちに整理しておく
  • ③iDeCoの加入手続きを済ませる:手続きに時間がかかる。子育てのバタバタ前に完了させる

「子どもができてから本気でやろう」は最もコストの高い先送りだ。これから子どもを考えている人には、今すぐ動くことをすすめたい。


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